前回のつづきです。
Q:鍼をしている状態で動いても大丈夫?
A:当院でははり治療中に動くことはあまりお勧めしていませんのでできるだけリラックスした体勢で治療するようにしています。
皮内鍼であれば、動いたり運動したりしても大丈夫です。皮内鍼は、身体の中には入り込まないようにできている3-5mm 程度の長さの鍼をテープで止めておくタイプのものです。
Q:病院での治療中や投薬中に鍼灸を受けて大丈夫?
A:疾病によっては、投薬と鍼灸との統合でより高い効果を望める場合もあり、欧米ではそれが標準的な考え方になりつつあります。日本でも、積極的に統合医療を推奨するケースが増えてきました。
Q:ストレスや更年期、うつ病などにも効くのですか?
A:鍼灸はストレスから来る様々な症状の改善に大変有効であるといわれています。また、更年期障害に伴って起こる自律神経失調症や不定愁訴(めまいや動悸、肩こり、腰痛など更年期になって起こりやすい症状)を治めるには、もっとも適している方法のひとつです。うつ病に関しては、心療内科など西洋医学との統合治療がより有効です。