9月は全体的に雨の日が多かったですね。いよいよお彼岸も過ぎ10月ですね。
今日はみなさんなかなかなじみの少ないお灸の効果について。
私たちの血液は酸素を身体の至るところへ運んでいます。酸素が運ばれることによって私たちは細胞レベルで生き生きとした活動を送れるわけです。一方で人間の身体は水分に満ち溢れ、冷えやすい傾向にあります。身体が冷えると血液の循環は滞りがち。細胞活動は停滞し、白血球などの免疫機構も働きが悪くなり、身体のさまざまな不調を生じさせるのです。
お灸は熱を使って皮下にある熱を感知する温度受容器を刺激します。これによって痛んだ細胞を修復するたんぱく質(ヒートショックプロテイン)を体内で生成し、NK細胞(免疫細胞)の働きを強化します。さらに自律神経や副腎皮質ホルモンを介して、免疫機構を活性化させたり、疼痛を和らげる効果も期待できます。
またお灸の原料であるよもぎは殺菌作用や消炎作用、保湿作用があるとされ、古くから治療に用いられていました。よもぎに含まれる「チネオール」というもぐさの精油成分は温熱効果とともに身体に浸透し、血液中の白血球を増加させ免疫力を高めると言われています。そしてよもぎは燃える速さがゆっくりで熱の伝わり方も緩やか。副交感神経をほどよく刺激し身体をリラックスさせる効果もあります。
お灸をやったことないけど興味はあるという方。一度試してみてはいかがですか?当院でももちろん施術できます。
以上 町田市忠生協栄スイミングクラブ内にありますにこにこ堂はり灸整骨院でした。