忠生本院ブログ

2017.05.25更新

5月もそろそろ終わりに近づいてきました。

そうすると暑い夏の前に来るのが梅雨ですね。

 

梅雨の湿気に満ちた空気は、その逆。空気中の水分量が飽和状態に近いので、体内から皮膚の水分が蒸発してくれません。行き場をなくした水分はしかたなく体内にとどまり、それが「むくみ」となります。

 

身体にたまった水分は、意外なほどの重量があります。身体に水分が滞留したり、排出が促されたりするだけで、なんと軽く2キロくらいの体重変動が! つまり、最近体重が増えてきた...という人は太ったわけでなく、単にむくんでいるだけという可能性もあるのです。

「むくみ対策」の画像検索結果

そもそもこれだけの量の水分を身体中に散らばらせていたら「重いしダルくて動けない...」というのもあたりまえです。もしかしたら「疲労感がとれない」というお悩みも、身体に滞留していた水分が出ていくだけで解消する可能性があります。

 

それでは、この「むくみ」。一体どのように解消していったら良いのでしょうか?

 

簡単に言えば「水」を外に出していくこと...、つまり、しっかり汗をかく、尿を排出する、といった基本的なことができる身体づくりが重要なのです。

「汗をかく」といっても、すでに重たくなっている身体で運動するのはちょっとキツイ...。そんな時に最も手軽なのは、お風呂に入ること。しっかりと汗をかくためには「半身浴」がおすすめです。

 

半身浴は38度~40度以下のぬるめのお湯にじっくりと浸かる入浴法。「半身」ですので、みぞおちのあたりまでお湯に浸かる感じです。辛かったら無理する必要はありませんが、汗がポタポタと落ちてくるくらいまでを目安に、20分程度浸かると効果的です。

 

気をつけたい点としては、食後や飲酒後は避けることと、水分補給をしっかりすること。入浴前にお水をコップ1杯程度飲み、入浴中にも飲めるように近くに置いておくと良いでしょう。せっかく体を温めているので飲みものは常温がおすすめ。冷たいお水をゴクゴク飲みたい気持ちはわかりますが、それでは胃が冷えてしまい、逆にむくみを引き起こすことにもなりかねません。

 

辛い物を食べて汗を出すのもよいと思います。ただし、辛いものを食べる時に気をつけたいのは、冷水やお酒の飲みすぎ、塩分の過剰摂取。逆にむくみを引き起こしてしまいます。塩分は少し控えめに、水を摂り過ぎない程度の辛さが理想的です。

 

もっと簡単にむくみをとる方法は?それは足裏を刺激すること。「第二の心臓」とも言われる足の裏をしっかりと刺激することで、リンパ系のポンプ機能が動き出し、老廃物の排出が促されます。 

また、英国式のリフレクソロジーや中国の足ツボなどにおいては、足裏には全身の臓器に対応する「反射区」と呼ばれるものがあると考えられています。つまり、足裏をしっかりともみほぐすことは、全身の臓器を活性化させることにつながるのです。

そして足裏には、中国医学でいう「腎経(じんけい)」という、水分代謝に関わる経絡の大事なツボ、「湧泉(ゆうせん)」もあります。

 

指圧やお灸で刺激することでむくみ対策にもなりますよ。

 

当院でもお灸や鍼でのむくみ対策を行うこともできますので是非ご相談ください。

 

以上、町田市忠生にありますにこにこ堂はり灸整骨院でした。

 

投稿者: にこにこ堂はり・灸整骨院 忠生本院

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